ふるばやしな日々 Blog

sendai office vol.31  震災から10年

2021.03.11

皆様こんにちは、仙台営業所、営業部寺田です。

今日、3月11日は東日本大震災からちょうど10年を迎える日です。

震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、そのご家族や

被災された方々に、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。

 

私は長く宮城県沿岸部を担当している者として鎮魂の思いを込め

どうしても行かなければならない場所がありました。

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気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館です。

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ここは「旧気仙沼向洋高等学校」の跡地で、当時は大改修工事の最中でした。

私も当時この現場に何度も材料納入を行い、最後に受水槽周りの部材を納入したら

お役御免というタイミングで、あの忌まわしき大地震が起きました・・・

 

その日も私は気仙沼に行き、お客様と2日前にあった震度5クラスの地震の話を

していました。「そろそろ大きな地震が来るかもしれないからお互いに気をつけないとね」

昼過ぎに納入が終わり会社のある仙台市に向けて車を走らせました。

本来ならばいつもの沿岸部の道を通って帰る予定でしたが、

その日はなぜか「たまには内陸部の道で帰ろう」と思い、岩手県一関市近辺を走っていました。

14時46分、過去に経験したことのない大きな揺れを感じ、慌てて車を止めました。

高速道路のフェンスが大きく揺れ、道には無数のヒビ割れや段差が発生し

「これは大変なことになる」と瞬時に思い、家族と会社を心配しつつ再び車を走らせましたが

会社方面の高速はすでに通行止めになっており、高速を降り一般道へ・・

しかし一般道はすでに大渋滞となっており全く車が動きません。

その時、ようやく妻と連絡が取れ幸いにも無事を確認できました。

渋滞の状況から、会社へ帰る事を諦めた私は、

唯一の情報源であったラジオから流れる津波襲来の情報を聴きながら、妻が待つ仙台駅前へ

車を走らせました。何時間経ったでしょうか・・

ようやく妻と会えた時、いつもはネオンが賑やかな仙台駅前にも関わらず辺りは真っ暗。

「余震もあるし、これ以上動くのは危険」と判断してその日は車の中で夜を過ごしました。

朝になり、会社に出社すると倉庫のシャッターは落ち、棚は倒れ、商品は床にバラバラに散らば

っていました。

事務所は書物や棚、事務機器がなぎ倒され足の踏み場もなく中に入ることも困難な状況でした。

食糧を確保する為に数人で近所を走り回った時、会社の近くで津波の形跡を見てゾッとしたのを

覚えています。

当時は炊き出しに行ったり、ガソリンを買いに行ったり生きるために必死でした。

何日経った時でしょうか、食糧を買うためにスーパーの前に並んでいたところ

「福島原発が爆発した!!」とのニュースが駆け巡りました。

急いで買い物を済ませスーパーから出ました。

「俺の人生ここまでか・・・・」

 

『目に見えない恐怖との戦い』

私は決死の覚悟で妻たちを連れて山形〜新潟経由で実家のある横浜へ帰る事になりました。

「本当に帰ってよかったのか?」「仙台を見捨てた事になるのでは?」

愛着のある仙台を離れ、横浜で暮らした時のあの思いを今でも忘れません。

しばらくして、西関東営業所の車に救援物資を積み再び仙台営業所を目指しました。

ライフラインはまだまだ回復しておらず、とても住める状況ではありませんでしたが

私たちより苦労している方々を目の当たりにして、「頑張って生きていこう」と決意しました。

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あれから10年・・・気仙沼の復興もどんどん進み今ではお洒落な施設も出来ています。

この施設の周りにもカフェ等のお店が出来て新しい街に生まれかわろうとしています。

コロナウイルスが収束したらたくさんの観光客の方々が来てくれるといいですね。

先月も福島県沖を震源地とした大きな地震がありました。

日本中、いつどこで大きな地震が来てもおかしくありません。 

 「備えあれば憂いなし」

皆様、いざという時に備えて防災の準備を怠らないようにしてください。

 

古林産業も3月から新年度がスタートしました。

スローガンである「誠心誠意」を込めて気持ちを新たに所員一同、一丸となり

頑張ってまいりますのでよろしくお願いいたします。